尖端ポイント

せんたんぽいんと

tip point , standard switch , split switch , common switch

大正14年形分岐器のトングレール。トングレールの先端が、尖っているものを尖端ポイントという。

尖端ポイントとは、普通レールやSレールを加工した、先端が尖っているトングレールを使用しているポイントのことである。

また、尖端ポイントを用いず基本レールが可動する鈍端ポイントがある。

尖端ポイントの特徴

尖端ポイントは、現在一般的に使用されているもので、普通レールまたはトングレール加工用のSレールを加工して、トングレールの先端が尖っている構造をしている。また、トングレール尖端部分はトングレール頭頂面こう配がほどこさせれている。

トングレール後端の継目（ヒールともいう）を支点として先端が可動して進路を構成する。

最近、列車が高速で通過する分岐器においては、トングレール後端の継目部が弱点箇所となるため、継目を溶接または無遊間として、レールの底部を切削加工して、切り欠けた部分のたわみを利用して、先端が可動する弾性ポイントが主流となっている。

日本においては、特殊な場合を除きほとんどこの尖端ポイントが使用されている。