圧着傷

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あっちゃくきず
arrival at pressure wound

圧着傷とは、レールの製造過程において発生する傷のひとつであり、ラップ状の傷できず足がなく圧着しているものをいう。

圧着傷の発生原因

おもに、レールを製鋼する製造過程において、レール熱間圧延中に圧延用レールの前後面にある誘導装置と製品が局部接触し発生する。また、圧延中の製品姿勢が不安定な場合にもまれに発生することもある。

圧着傷の状態

圧着傷は、通常、薄い鉄片が傷の表面にのったような状態なので目視での点検において判断が難しい。

鉄片がのった状態でレールを納品して、そのレールを敷設した場合、列車の通過で鉄片が剥離し圧着傷となる。

圧着傷の防止

圧着傷を防ぐには、表面に鉄片が付着しているのを目視で検出する。しかし、発生頻度が非常にまれでありなかなか検出できないことが多い。