圧接クロッシング

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あっせつくろっしんぐ
pressure welded crossing

圧接クロッシングとは、普通レールと溶接が容易で、マンガンクロッシングより安価で耐久性の向上を目的として開発されたクロッシングのことである。

製造方法

  • ノーズレール前端部分を100kgのクレーンレールを鍛造して製作する。
  • 2本の普通レールを切削後に炭酸ガスアーク溶接で接合する。V字形のノーズレール後部端(Vピース)としている。レールは熱処理レールが使用されている。
  • ノーズレール前端部分と後端部分をガス圧接してノーズレールを一体化する。
  • ウイング部分は、普通レールを曲げ加工し、盛り上げ部は鍛造している。レールは熱処理レールが使用されている。盛り上げ形状は、基本踏面車輪のノーズレールからの乗り移りを考慮し1/20勾配となっているが、乗り移り部分の挫潰発生を抑制するため、各社車輪形状ににあわせて2段勾配を採用しているものもある。
  • 製作されたノーズ部分(Vピース)とウイング部分をスラッククエンチ(SQ)焼入れ方法により熱処理を施し微細パーライト組織としている。
  • 熱処理後、各部を間隔材とボルトで組み立て、間隔材とレールは接着絶縁継目と同じ方法で接着している。