「可動区間」の版間の差分

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軌道力学的には、道床抵抗力を一定とすれば可動区間の長さは以下の式で求めることができる。
 
軌道力学的には、道床抵抗力を一定とすれば可動区間の長さは以下の式で求めることができる。
  
Le=E・A・β・⊿t/r
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<math>Le=E・A・β・⊿t/r</math>
  
 
*Le=可動区間の長さ
 
*Le=可動区間の長さ

2015年7月29日 (水) 09:36時点における最新版

かどうくかん
movable section
伸縮継目から約100mの区間を可動区間と呼んでいる。この区間はレールが温度変化で伸縮している。

可動区間とは、ロングレールにおいて伸縮継目から約100mの区間のことをいう。

可動区間の概要

可動区間は、1,000m以上あるロングレールにおいて、温度変化にしがたってレールが伸縮する部分を可動区間と呼んでいる。

可動区間の長さについては、道床抵抗力、レール温度の変化量、レール締結装置の種類などに依存するが、通常のロングレールの両端約100mとされている。

軌道力学的には、道床抵抗力を一定とすれば可動区間の長さは以下の式で求めることができる。

[math]Le=E・A・β・⊿t/r[/math]

  • Le=可動区間の長さ
  • E=レール鋼のヤング率(2.1*10^6 kg/㎝2)
  • A=レールの断面積 50kgNレール(64.1㎝2)、60kgレール(77.4㎝2)
  • β=鋼の線膨張率(1.14*10^-5)
  • ⊿t=敷設時からの温度変化(℃)
  • r=道床縦抵抗力(kg/m、kg/㎝)