加圧用木材防腐剤

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かあつようもくざいぼうふざい
pressurization wood antiseptic
従来からのクレオソート油に代わり、木まくらぎ木まくらぎ防腐処理に使用されている第三級カルボン酸亜鉛・ペルメトリン乳剤。加圧用木材防腐剤のエバーウッドPN-700。

加圧用木材防腐剤とは、木まくらぎを注薬管と呼ばれる釜に入れ、高い圧力をかけながら、クレオソート油などの薬剤を木材内部に深く浸透させる方法であり、木まくらぎ防腐処理の方法の中では最も効果が高い。

防腐剤の概要

クレオソート油などが深部まで浸透するため、腐りやすい辺材部分(木材の外側の白っぽい部分)全体を保護します。

施工後に塗布する方法では、表面から2~3ミリまでしか浸透せず、割れ口からの腐朽に弱いのに対し、加圧注入したものでは、表面から数センチまで浸透しているので、長期間の耐久性が期待できます。

加圧用木材防腐剤の種類

現在、木まくらぎに使用されている代表的な加圧用木材防腐剤は、

である。また、第四級アンモニウム化合物(DDAC)を採用されているところもある。

敷設されているまくらぎの表面中央付近に表示クギで、

  • A:クレオソート油
  • C:ナフテン酸銅(NCU)
  • V:第三級カルボン酸亜鉛・ペルメトリン乳剤(VZN-E)

と釘の表面に刻印されている。