割れ止め

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われどめ
anti-splitting device , cramp iron , dowel pin , wire band , steel band
現在、一般的に施工されている鋼製リングの割れ止め。
木まくらぎの端部面に打ち込んであるまくらぎ割れ防止の鋼製リング。
鋼製リングが使用される以前に採用されていた鉄線巻き。

割れ止めとは、木まくらぎの長手方向の端部側面に打ち込まれる鋼製リングで、木まくらぎの割れを防止する効果がある。

経年劣化に伴い、乾燥による割避を防止して、犬クギの支持力の低下や内部の腐朽を防ぐために施される。

いろいろな割れ止め方法

現在の鋼製リングが一般的に使用されるまでは、Sカン、鉄線巻き、鋼帯バンドなどで施工されていた。

しかし、割れ止めの効果や施工性とともに鋼製リングが最も優れていることが判明したので、現在ではもっぱら鋼製リングが使用されている。

割れ止め鋼製リングの寸法

鋼製リングの外径 在来線用 新幹線用
120mm 並まくらぎ なし
146mm 橋まくらぎ分岐まくらぎ 並まくらぎ(幅240mm)、分岐まくらぎ
175mm 継目まくらぎ 並まくらぎ(幅350mm)、橋まくらぎ