割れ止め
提供: 保線ウィキ
われどめ
anti-splitting device , cramp iron , dowel pin , wire band , steel band
割れ止めとは、木まくらぎの長手方向の端部側面に打ち込まれる鋼製リングで、木まくらぎの割れを防止する効果がある。
経年劣化に伴い、乾燥による割避を防止して、犬クギの支持力の低下や内部の腐朽を防ぐために施される。
いろいろな割れ止め方法
現在の鋼製リングが一般的に使用されるまでは、Sカン、鉄線巻き、鋼帯バンドなどで施工されていた。
しかし、割れ止めの効果や施工性とともに鋼製リングが最も優れていることが判明したので、現在ではもっぱら鋼製リングが使用されている。
割れ止め鋼製リングの寸法
鋼製リングの外径 | 在来線用 | 新幹線用 |
---|---|---|
120mm | 並まくらぎ | なし |
146mm | 橋まくらぎ、分岐まくらぎ | 並まくらぎ(幅240mm)、分岐まくらぎ |
175mm | 継目まくらぎ | 並まくらぎ(幅350mm)、橋まくらぎ |