保線

提供: 保線ウィキ
2015年7月24日 (金) 15:42時点におけるS2technologies (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)

(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内検索
ほせん
maintenance of track , maintenance of way , track maintenance
昼間では列車運行の合間を見て線路の保守や点検が行われている。

保線とは、鉄道線路を保守・管理すること。

保線の目的

鉄道の線路は、一般の土木構造物と異なり、経済性やその他の理由から永久構造物として設計されていない。

そのため、鉄道という乗り物が、この世に誕生してからの構造は、レールまくらぎ道床といった単純な構造となっており、列車の繰り返し荷重によって線路に不陸が生じても、元通りに直すのが容易な構造となっている。

そのため、毎日の列車荷重などによって軌道の各部材は、摩耗・き損・腐食などが発生する。また、列車荷重によってレールが不陸・変形などが絶えず生じている。

これらの破壊に対して、線路を常に巡視したり線路の検査などをして事故を未然に防ぐと共に、破壊された線路に材料や保守労力を投入して、常に線路を一定の整備基準内に維持することにより、列車の安全を確保するのが保線の目的である。