乗越しクロッシング

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のりこしくろっしんぐ
run-over type crossing
乗越し分岐器のクロッシング部。通常使用する本線側のレールは軌間線欠線がない。分岐線側についてはフランジが本線レールを乗り越えてゆく。

乗越クロッシングとは、車輪のフランジの高さ分を持ち上げ立体的に車輪を横断させる構造のクロッシングのことである。

乗越クロッシングの概要

乗越し分岐器などに用いられている乗越クロッシングは、軌間線欠線がある固定クロッシングの弱点を少しでも無くす目的で使用され、車輪フランジ分だけクロッシングレールを高くし、立体的にフランジウェーを確保している。

したがって、本線レール側については、固定クロッシングに無くてはならない軌間線欠線が不要となり、軌道破壊が少なくなる効果がある。

しかし、乗り越す側については、急激に車輪が持ち上がることにより脱線のリスクが高くなる欠点もある。