ロールマーク

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 ろーるまーく

roll mark
現在最も流通量が多い50kgNレールのロールマーク。左から鋼片の頭部方向:→、レールの規格:50N、製鋼法:LD、製造業者:NKK、製造年:1984年、製造月:9月
40kgNレールのロールマーク。製造月が従来の縦棒から替わり算用数字となっている。

ロールマークとは、レールの腹部に製造年月日や製造業社名などの所在を明らかにするために浮き彫りで印付けをすることである。

ロールマークの概要

レールの製造過程で、鋼片からレールの形に仕上げるために、ユニバーサルロール型や孔型ロール(カリバー法)などで圧延する最終段階で、レールの腹部に浮き彫りされた刻印をすることである。

鉄道の黎明期である100年以上前のレールでも同様なロールマークが付けられている。また、世界各国でもレールが製造されているが、そのほとんどについてもロールマークが付いている。

ロールマークの内容

現在、製造されているレールのロールマークは次のとおりで印付けされている。

  1. 鋼片の頭部方向を示す矢印(← →)
  2. レールの規格(60kgレール50kgNレール40kgNレール37kgレール30kgレールなど)
  3. 製鋼法 (現在一般的に流通しているレールは、純酸素上吹転炉法「LD」である)
  4. 製造業者の社印(新日鉄、JFE)
  5. 製造年(西暦)一部では皇紀で明示された皇紀レールもある。
  6. 製造月(以前は縦棒で、1本が1ヶ月の単位。||||であれば4月。現在は算用数字で印付けされている)