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  ろんぐれーる
 
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  continuous welded rail , long rail , ribbon rail
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  continuous welded rail , long welded rail , ribbon rail
  
 
[[Image:九州新幹線のロングレール.jpg|right|400px|thumb|新幹線や在来線の主要線区などでは[[普通継目]]がなく1本の長いレールが敷設されている。]]
 
[[Image:九州新幹線のロングレール.jpg|right|400px|thumb|新幹線や在来線の主要線区などでは[[普通継目]]がなく1本の長いレールが敷設されている。]]
ロングレールとは、1本の[[レール]]の長さが200m以上のものをいう。またの名を[[長大レール]]ともいう。
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ロングレールとは、1本の[[レールの長さ]]が200m以上に溶接したものをいう。またの名を[[長大レール]]ともいう。
  
現在の新幹線をはじめJR各社、大手私鉄などの主要線区は[[継目]]がないロングレール化が進められている。
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現在では、新幹線をはじめJR各社、大手私鉄などの主要線区では[[継目]]の無いロングレール化が進められている。
  
 
==ロングレールの敷設==
 
==ロングレールの敷設==

2015年8月4日 (火) 06:09時点における最新版

ろんぐれーる
continuous welded rail , long welded rail , ribbon rail
新幹線や在来線の主要線区などでは普通継目がなく1本の長いレールが敷設されている。

ロングレールとは、1本のレールの長さが200m以上に溶接したものをいう。またの名を長大レールともいう。

現在では、新幹線をはじめJR各社、大手私鉄などの主要線区では継目の無いロングレール化が進められている。

ロングレールの敷設

レールの継目部分は、車輪による衝撃が大きいため、保守経費・乗心地・保安面などから見ても軌道の最大弱点箇所となっている。

これらの弱点箇所を抜本的に解決するために、レールを連続的に溶接して継目をなくして1本のレールにしたのがロングレールである。

ロングレールを敷設するに当たって、レール内に大きな軸力が発生する。そのため、両端部分には伸縮継目を敷設することが原則となっている。しかし、伸縮継目が敷設不可能な場所や工事などで一時的にロングレールを定尺レール化するときなどは緩衝レールを敷設することもある。

有道床区間では、レールの締結は重量が重いPCまくらぎを用いて、無道床橋梁は橋上長大レール用タイプレートを使用することになっている。

また、1本のロングレールの長さが信号用軌道回路などにより、約1,500mにしているところが多い。

ロングレール敷設区間の拡大

近年では、軌道の弱点箇所である分岐器の中までロングレール化して継目をひとつでもなくす試みとして分岐器介在ロングレールも採用されている鉄道会社もある。

そして、道床横抵抗力が強い急曲線区間でのロングレール化は、座屈防止板を使用して抵抗力を確保して可能としている。