レール摩耗限度

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れーるまもうげんど
rail wear limit
50kgNレール区間の曲線外軌レールで摩耗した量をレール摩耗測定器で測定している様子。

レール摩耗限度とは、レールの摩耗量の一定の基準であり、この基準を超えるとレール交換をしなければならない。

レール摩耗限度の基準

レールの摩耗が著しくなるのは、側摩耗レール偏摩耗レールになりやすい曲線区間の外軌レールの軌間内側面であることが多い。したがって、レール摩耗限度は、この部分の摩耗量により決定されている。

レール摩耗限度の数値

レール摩耗限度の数値は、現時点では技術的に裏づけされたものはなく、現在では、各社において運転保安を確保して、基準を設けられているのが実態である。

旧国鉄時代の軌道整備基準規定

旧国鉄時代に軌道整備基準規定にて決められていたレール摩耗限度である。この数値を超過したらレール交換をしなければならないとされていた。

レール種類 1級線 2級線 3級線 側線 新幹線
30kgレール なし 7mm 9mm 11mm なし
37kgレール,40kgNレール 10mm 12mm 14mm 15mm なし
50kgレール,50kgNレール 11mm 13mm 15mm 16mm なし
50kgTレール なし なし なし なし 8mm
60kgレール 14mm 15mm 16mm 17mm 9mm