リード曲線

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りーどきょくせん
lead curve
37kgレールで敷設されている大正14年形分岐器のリード部。直線側が直リード。曲線側が曲リードと呼ばれている。

リード曲線とは、分岐器ポイント部からクロッシング部をつなぐ部分のことである。

リード曲線の種類

分岐器のリード部における分岐線側のリード曲線の種類には、

の3種類が存在する。

普通分岐器には、円曲線が設けられているが、60kgレール用の10番・12番分岐器には、トングレールの削りの共通化を図るため、トングレールに複心曲線が用いられている。


リード曲線の範囲

リード曲線の範囲は、リード部の曲線のことである。しかし、分岐器の設計によっては、ポイント部とクロッシング部にもリード部と同様の曲線を挿入して、同一曲線とすることがある。その場合、車両運動の面からは、ひとつの曲線の中にトングレール、リードレールクロッシングがあることになる。

リード曲線半径

一般軌道が軌道中心線が曲線半径であるのに対して、リード曲線半径は、リード外軌側の軌間線が曲線半径となっている。

リード曲線半径は、軌間クロッシング角入射角などにより制限を受ける。