ナブラ型締結装置
提供: 保線ウィキ
なぶらがたていけつそうち
nabla fastening
ナブラ型締結装置とは、フランス国鉄がソンネビル型締結装置を生かして、パリからリヨン間の高速鉄道用の締結装置として開発したものである。
ナブラ型締結装置の特徴
ナブラ型締結装置は、コンクリート内に埋め込まれたアンカーにボルト頭部を固定し、板ばね上でナットを締め付ける形式となっている。フランスのTGV路線ではツーブロックまくらぎとともに使用されている。
国内におけるナブラ型締結装置
日本国内では、ナイロン製絶縁ブロックと板ばねクリップを使用し、六角ボルトでPCまくらぎに締結する方式が採用されているところが多い。
ナイロン製絶縁ブロックは、電気絶縁と同時にレールベースに対しての弾力的な横圧を抑える働きをしている。また、ばねクリップはナイロン製絶縁ブロックの上部に重ねて、レールベースとまくらぎの間の弾力的ブリッジとして働くよう設計されている。