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2015年9月10日 (木) 15:14時点における版

とんねる
tunnel
複線の線路ではあるがトンネルは上下線分離している単線型のトンネルである。

トンネルとは、一般的に山岳地を鉄道が超える場合に、2地点間を細長い地下空間でつなぐ地下構造物のことである。

トンネルの概要

鉄道の線路が山岳地を越える場合、線路にこう配をつけて越えなければならない。ところが、線路のこう配最急こう配に制限があることから、それ以上になる場合は山地を切り取る。しかし、山が高ければ切り取る土量が多くなることからトンネルを掘る方が有利となる。

一般に切り取りの深さが20m以上になるとトンネルの方が有利と言われている。

トンネルの断面は、建築限界を基準にしてその外側に電気や通信施設などの有余を考慮して断面を決定している。

トンネル内には、一定間隔にトンネル待避所が設けられていて現場の作業員が列車待避に使用されている。

トンネルの定義

一般には、「2地点間の交通と物資の輸送あるいは貯留などを目的として建設される地下の空間」のことで、断面の高さと幅に比べて軸方向に細長い地下空間のことを指している。

広い意味として、立坑、斜坑、地下発電所などの人工空間も含むとされている。

しかし、専門家では、「トンネルとは、計画された位置に所定の断面寸法をもって設けられた地下構造物で、その施工法は問わないが仕上がり断面積が2.0m2以上のものとする。」との定義が一般的に用いられている。

トンネルの断面

トンネルの標準断面には、単線型、複線型がある。