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2015年8月17日 (月) 18:53時点における最新版
まくらぎ
tie , sleeper , railway sleeper , track sleeper , cross tie

鉄道システムが輸入された当初から使用されている木まくらぎ。最近の木まくらぎには防腐処理を施したものが一般的である。

主要線区などで最も普及が進んでいるコンクリート製のPCまくらぎ。耐用年数が長いのが特徴である。
まくらぎとはレールを支え、その荷重を道床に分散させる材料のことである。
目次
まくらきの概要
まくらぎは、等間隔に並べられた2本のレールを緊締し保持する役割がある。また、その一定の間隔、すなわち軌間についても変位しないよう保持している。
そして、列車の車輪からレールへ伝わる活荷重を広く道床に分散させるために用いるレールと道床の中間に位置する構造体である。
枕木からまくらぎへ
鉄道創設期のころ敷設されたまくらぎは、木材を加工して製造するものであり、また、レールの枕になる木であるから「枕木」と呼ばれていた。
その後、近代化とともに木製の枕木であったものが、セメントを主成分とした鉄筋コンクリートまくらぎやPCまくらぎ、鉄(鋼)製の鉄まくらぎ、合成樹脂で製作された合成まくらぎなどが出現したことにより、「枕木」から「マクラギ」または「まくらぎ」といわれるようになった。
まくらぎに求められる機能
まくらぎに求められる機能は、
- レールの取り付けが容易で支持力があること。
- 十分な強度が維持できること。
- レールに座屈抵抗を与えること。
- 量産が可能で価格が安価なこと。
- 耐用年数が長いこと。
- 保守が容易なこと。
などがある。
まくらぎの分類
まくらぎは、敷設方法・使用目的・使用材料によりそれぞれ分類されることができる。