摩耗レール

提供: 保線ウィキ
2015年9月10日 (木) 14:40時点におけるS2technologies (トーク | 投稿記録)による版 (摩耗レールの要素)

(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内検索
まもうレール
worn rail , wear of rail
長年使用され摩耗した50kgレール。レール頭頂面と頭部側面が車輪の形状に摩耗が著しくなったためレール交換された。

摩耗レールとは、レールと車輪の2つの金属が接触して、転がりまたは滑りによってレールの接触面が減少すること。

摩耗レールに影響する因子

レールと車輪はともに金属であり、車輪がレール上を転がり・滑りによってともに摩耗する。レール側が摩耗する要素として、

  • 表面の粗さ、硬さ、材質形状
  • 摩耗方法(転がり、滑り、転がりと滑り)
  • 接触圧力
  • 潤滑剤の有無(油、水)
  • 相対速度

以上のような因子がある。

摩耗レールの要素

レールの摩耗に関する要素として、列車のほうから、

以上のようなことが関係する。

一方、軌道のほうから、

  • レールの種類(材質、形状)
  • 曲線関係
  • 勾配
  • 軌道の保守状態
  • レール塗油の有無
  • トンネルの有無
  • 海岸地帯
  • 工業地帯
  • 田園地帯
  • 降雨・降雪量の大小
  • 湿度
  • 気温

以上のようなことが関係する。