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2015年7月24日 (金) 15:40時点における版

まくらぎ
tie , sleeper , railway sleeper , track sleeper
鉄道システムが輸入された当初から使用されている木まくらぎ。最近の木まくらぎには防腐処理を施したものが一般的である。
主要線区などで最も普及が進んでいるコンクリート製のPCまくらぎ。耐用年数が長いのが特徴である。

まくらぎとは、等間隔に並べられた2本のレールを緊締して、その間隔、すなわち軌間を保持してレールを保持している。そして、列車の車輪からレールへ伝わる活荷重を広く道床に分散させるために用いるレールと道床の中間に位置する構造体である。

枕木からまくらぎへ

鉄道創設期のころ敷設されたまくらぎは、木材を加工して製造するものであり、また、レールの枕になる木であるから「枕木」と呼ばれていた。

その後、近代化とともに木製の枕木であったものが、セメントを主成分とした鉄筋コンクリートまくらぎPCまくらぎ、鉄(鋼)製の鉄まくらぎ、合成樹脂で製作された合成まくらぎなどが出現したことにより、「枕木」から「マクラギ」または「まくらぎ」といわれるようになった。

まくらぎに求められる機能

まくらぎに求められる機能は、

  • レールの取り付けが容易で支持力があること。
  • 十分な強度が維持できること。
  • レールに座屈抵抗を与えること。
  • 量産が可能で価格が安価なこと。
  • 耐用年数が長いこと。
  • 保守が容易なこと。

などがある。

まくらぎの分類

まくらぎは、敷設方法・使用目的・使用材料によりそれぞれ分類されることができる。

まくらぎの敷設方法による分類

まくらぎの使用目的による分類

まくらぎの材質による分類